内視鏡のご案内

  • 大同みどりクリニック安心の内視鏡

大同みどりクリニックでは、胃・大腸の内視鏡検査を提供しています。
健診のオプション、健診後の精密検査、気になる胃や腸の症状での受診など、お気軽にお問い合せください。

01消化器内視鏡専門医が行う検査だから
「安心」

日本消化器内視鏡学会が定めた認定要件を満たした経験豊富な消化器内視鏡の専門医経験のある看護師が検査を担当します。 これまで数多くの内視鏡検査を手掛けてきたスペシャリストたちの安全管理の下に検査をいたします。

経験豊富な消化器内視鏡の専門医である印牧先生

02苦痛や不安の少ない内視鏡検査だから
「安心」

胃カメラについては、のどのつらさが少ない「経鼻内視鏡」の使用によって、痛みや苦しさが少ない検査が可能です。胃カメラが初めての方や以前の検査で痛い思いをされた方でも安心して受診していただけます。 大腸カメラでは日帰りでの大腸ポリープ切除が可能で、診断と同時に治療まで行うため患者さまの身体への負担が軽くなります。

経鼻内視鏡を使用して検査をする印牧先生

03仕事を休むことなく受けられるので
「安心」

胃の内視鏡検査は、朝8時半からスタートします 。
痛み止めの麻酔を使わない胃の検査なら、15分ほどで終了してその場ですぐに結果まで説明、所要時間30分ほどでお帰りいただけるため、朝のご出勤前にも検査が可能で、お仕事を休む必要がありません。いずれも予約制ですので医師にご相談ください。

大同みどりクリニックの内視鏡検査室

名古屋市ワンコインがん検診

名古屋市のワンコインがん検診に対応しています

  • 費用:500円
  • 対象になる方:名古屋市内に居住する50歳以上の方(年度中に50歳になられる方を含む)で、前年度に、同様の名古屋市の胃がん検診(内視鏡検査)を受けていない方
  • ご予約方法:窓口でのご予約となります。受付にお声がけください。

胃カメラ検査について

当院では、基本的に経鼻内視鏡となります。
使用するカメラは直径5mm程とたいへん細く柔らかい素材でできています。

喉の奥(舌の根本)の「オエッ」となるポイントを押さないために苦痛が少なく、麻酔を使用する必要もないため、検査終了後すぐにお帰りいただくことができます。
とはいえ、鼻の中に異物を突っ込むなんて、不安ですよね。

でも大丈夫です。

鼻の粘膜をしびれさせるお薬(ドロッとした液体を少量、シリンジで注入します)、鼻腔を拡張させ、鼻血を防止するお薬を使うため、より楽に検査を受けることができます。
これらのお薬は検査が終わるころには効果が終了するので、お帰りの運転やお仕事にも影響はありません。

胃内視鏡検査の流れ

(ご予約時に、詳しく説明いたします。)

1) 検査前日のお食事は21時までに摂ってください。 検査当日の食事は抜いてください。水やお茶は1杯くらいならOKです。

2) 予約時間にクリニックへお越しください。

3)当日の体調を確認してから、鼻の粘膜をしびれさせるお薬と、鼻腔を拡張させるお薬を投与します。 検査用のベッドに横たわっていただき、検査開始。 食道から胃まで、カメラで見ていきます。 鼻からの検査では、検査中に会話も可能なので、医師と一緒に画像を見ながら 説明もさせていただきます。 15分ほどで検査は終了します。

4) 終了後、すぐに結果説明をさせていただきます。
トータル30分ほどでお帰りいただけます。

 

※気になる病変などを発見した場合は、その場で採取し、 病理検査に出しますので(2週間ほどかかります)、後日もう一度、結果説明のため受診してください。予約をお取りします。

大腸カメラについて

大腸内視鏡検査は、盲腸~上行・横行・下行・S字結腸~直腸まで、大腸全体を観察する検査です。痛くてつらい検査というイメージ、あるいはお尻を出すのは恥ずかしい、と不安を感じる方も多くいらっしゃると思いますが、当院では、経験豊かな医師と看護師が、患者さんの状態とお気持ちに十分配慮しながら、検査を行いますので安心してください。

検査の準備に当たる下剤は、ご自宅で飲んでいただきます。
使い慣れた、人の目を気にせず過ごせるトイレのあるところで、リラックスしてお過ごしください。

予約は11時または13時半のどちらかでお取りします。
検査の所要時間は何もなければ約30分間、ポリープなどが見つかって切除する場合には1時間程度になる場合もあります。

大腸内視鏡検査の流れ

1)検査前日のお食事は21時までに摂ってください。
消化のよいものがお勧めです。脂っこいものや、繊維の多いものは避けてください。

※一般的に便秘に良いとされている繊維の多い食品は、便を固くするためお通じを出しにくくする可能性があります。

2) 21時ごろ、少量の下剤を飲んでいただきます。
これを飲むと夜中~明け方から下痢様のお通じが始まりますが、ここでしっかり便を出しておくと、後が楽になります。

3) 検査の6時間前より、下剤を飲んでいただきます。梅昆布茶のような味のする飲みやすい下剤です。

 

  1. 10分かけて下剤(約500ミリリットル)
  2. 10分かけて下剤(約500ミリリットル)
  3. 10分かけてお水またはお茶(約500ミリリットル)
  4. 30分休憩

これを3回繰り返します。便がほぼ透明な水様便になった段階で終了です。

4) 予約時間にクリニックへお越しください。
下剤の効果は、便が出きった段階で終わりますので、支障なく移動していただけるはずです。

5) 検査着に着替えていただきます。
検査着は、お尻の部分が空いた下衣と上衣です。検査の際にお尻を出すことはありません。

6) 検査開始です。
内視鏡の先端に麻酔薬を塗って挿入しますので、挿入時の痛みはほとんどありません。

 

※鎮静剤の使用について
大腸には知覚神経がないため、痛みは感じませんが、大腸のまわりの臓器が圧迫されることにより痛みを感じることがあります。痛みには個人差があります。 以前に検査をされて苦痛だった、という方には鎮静剤(注射)を使用します。 初めての方には、基本的に鎮静剤を使用せずに進めますが、痛みが激しい場合には途中で鎮静剤を投与させていただくこともあります。

7) 結果については、検査中にモニターを一緒に確認しながら説明させていただきます。 気になる病変やポリープを発見した場合は、その場で採取します。 病理検査に出しますので(2週間ほどかかります)、後日もう一度、結果説明のため受診してください。

8) 鎮静剤を使用した場合は、1時間程度、お休みいただいたうえでご帰宅となります。 使用していない場合はすぐにお帰りいただけます。当日の車の運転はお控えください。前夜は下剤の効果で夜中に起きるなど、お疲れになっているはずですので、ゆっくりお休みください。

 

※ポリープを切除した場合
切除時に止血処置をしていますが、傷口が癒える前に日常生活のなかでお腹に力を入れたり、固いものを食べたりすることによって、出血することがあります。その場合はすぐに施術を受けた医療機関(当院)で受診していただく必要があります。10日程度は旅行などをお控えください。

内視鏡検査でわかる病気

食道がん

食道とは、喉と胃の間の管状の臓器で、この部分の粘膜に発生するがんが食道がんです。他の臓器同様、粘膜で発生したがんは放置すると次第に大きくなり、粘膜下層や筋層に入り込みます。

初期段階では自覚症状がないことが多く、自覚症状がある場合で食べ物が胸の奥でしみるような感じがする程度です。がんが大きくなると食事がつかえるといった症状がでて、さらに大きくなると食べ物が通過せずに嘔吐するようになります。

食道がんは、たばこやアルコールの常用者で50歳以上の男性に多く認められます。1日20本以上の喫煙有での発がん率は、喫煙しない人と比べて5倍以上、毎日1.5合以上飲酒する人の発がん率は飲酒しない人と比べて2.7倍以上、両方の習慣が重なると33倍にもなるとの報告があります。

他のがん同様、早期の場合であれば内視鏡で切除も可能ですが、症状が進行してからでは治療法が限られるため、早期発見が重要です。

逆流性食道炎

胃酸(胃液)が食道に逆流することが原因で胸やけや呑酸(どんさん:胃酸が口の中まで逆流する)の症状が出ます。

本来、胃の内容物が逆流しないように括約筋という筋肉が防いでいますが、これが食道裂孔ヘルニアや薬剤などが原因で境目が緩み、胃酸の逆流を繰り返すことで食道に炎症が生じて起こります。また、過食や肥満などで腹圧が上がると胃酸が食道へ押し上げられやすくなります。

  • 逆流性食道炎の原因を説明

胃がん

胃がんは、胃壁の内側にある粘膜に発生する悪性腫瘍で、内側の粘膜から、粘膜下層、固有筋層、漿膜へと胃の外側に向かって徐々に広がっていきます。

その深達度合により、早期がんと進行がんに分類されます。

日本人は発病率が世界的にみても高く、胃がんは日本人が最も多くかかるがんの一つです(2018年男性1位、女性3位、総合2位)。男性はおよそ9人にひとり、女性はおよそ18人にひとりが、一生のうちに胃がんと診断されています。

胃がんの原因については、いくつかのリスク要因が指摘されており、多量の塩分、ピロリ菌、喫煙、多量の飲酒などが挙げられます。

早期がんの段階では無症状であり自覚症状による早期発見が難しいため、早期発見には内視鏡検査が有効となります。また、早期がんの場合、内視鏡によるがんの切除も可能です。

胃の胃壁の断面図

胃潰瘍(かいよう)

胃の壁に傷がついた状態で、傷が粘膜層のみにとどまっている場合は「びらん」、粘膜下層より深くなった場合「潰瘍(かいよう)」と呼ばれます。 原因としてピロリ菌の感染が深く関わっており、これによって作られるアンモニアや毒素が胃の粘膜を傷つけ、胃酸などの刺激が加わって発症します。日本では70%~80%の胃潰瘍はピロリ菌が原因と言われています。また、アスピリンを含む解熱鎮痛薬(NSAIDs)の副作用として発症することもわかっており、多用には注意が必要です。 症状は人にもよりますが、多いのはみぞおちの痛み。その他、胸やけや背中の痛み、胃潰瘍から出血をきたすと黒い便、ときには吐血することもあります。これらの症状があれば一度受診してください。

  • 内視鏡で見た胃潰瘍

    内視鏡で見た胃潰瘍

ピロリ菌感染

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に生息する細菌の一種です。
胃の粘膜を傷つけ、胃炎や胃潰瘍、胃がんなど胃の病気に深くかかわり、その発症のリスクを高めます。症状としては、胃もたれや吐き気、空腹胃の痛み、食後の腹痛、食欲不振など胃の不快感が繰り返されます。

日本では井戸水を多用していたころに感染者が多く、最近では減少していますが、子どものころに(5歳までに)親からの食べ物の口移しなどで感染し、除菌しない限り、胃の中に棲み続けます。
アンモニアのバリアを自ら作り出し、強い胃酸の中でもしぶとく生き続けます。

ピロリ菌がいるかどうかを検査する方法は、血液、尿、便中に菌に対する抗体があるかどうかを調べ、内視鏡で胃の組織を採取してそれを顕微鏡で観察することで判定します。

ピロリ菌が見つかった場合には、内服薬で除菌します。 抗菌薬と胃酸の分泌を抑える薬を一週間にわたって内服し、後に除菌できたかどうかの判定を行います。当院では主として、呼気検査を行っています。
これは、ピロリ菌の産生する「ウレアーゼ」という酵素が胃内の尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解することを利用し、呼気中の二酸化炭素の増加を測定する方法です。

胃アニサキス症

アニサキスとは、回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称で、いわゆる寄生虫です。幼虫がサバ、イワシ、アジ、サンマ、イカ類などに寄生しており、人が寄生したこれらを生で食べることで感染し、食中毒を引き起こします(人の体内はアニサキスには適さないため成虫にはなりません)。

食後2~8時間後に激しい上腹部痛、吐き気、嘔吐の症状が出ます。胃の場合、内視鏡で虫体を摘出することができ、摘出後は痛みがなくなります。

アニサキス症予防の基本は、「目視の確認」「鮮度の徹底」「加熱・冷凍」です。中でも加熱が最も効果的で、60℃で1分、70℃では瞬間的に死滅します。冷凍の場合は-20℃で24時間以上の凍結で死滅します。

大腸がん

大腸とは長さは1.5~2mほどの臓器で、「結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)」と「直腸(直腸S状部、上部直腸、下部直腸)」に分けられ、この部分にできるがんが大腸がんになります。

がんの発生場所は直腸より結腸の方が多く、発生率は増加傾向にあります。全体の死亡者数でも胃がんを抜いて第二位となっていますが、特に女性では臓器別の死者数が第一位となっています。また、40歳から年齢が上がるにつれて右肩上がりに増加します。

早期の大腸がんの場合は、自覚症状はほとんどありません。診断された患者さんの約4割は健診時の異常による精密検査で指摘されたなどで、診断時に自覚症状がなかったと報告されています。

このがんも粘膜下層の浅い場所に存在するような早期がんの場合は、内視鏡的治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)による切除が可能な場合がありますので、健診を受けることによる早期発見が重要です。

  • 40歳以上になると急激に大腸がんが増えることを説明するグラフ

    男女別年齢階級別大腸がん罹患率

    (2013年全国推計値)
    ※1年間に人口10万人あたり何例がんと診断されるか

  • 内視鏡で見た大腸がん

    大腸がん

大腸憩室症

腸粘膜の一部が、腸管内圧の上昇により袋状(嚢状)に腸壁の外に突出してしまった状態を「大腸憩室」と言います。比較的高齢者に多いことから、加齢によって腸壁が弱くなることが原因と言われています。

多くは無症状のまま経過しますが、ときには憩室があることで憩室内に便がたまりやすく、便秘・軟便・下痢などの便通異常や膨満感が見られます。腹痛や出血・血便、炎症を起こしての発熱、まれに腹膜炎を起こす場合もあるため注意が必要です。

炎症性腸疾患

腸の粘膜に慢性のびらん(ただれ)や潰瘍(深くえぐれた状態)をひきおこす疾患の総称で、「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」があります。慢性的に下痢や腹痛、血便などをきたす原因不明の疾患です。

近年の研究で、免疫機構が腸内細菌に対して攻撃的に働くことが原因でないかと推測されています。この疾患は残念ながら完治はせず、薬を飲んで症状をしっかり抑え、上手に付き合っていく必要があります。

炎症性腸疾患である「クローン病」と「潰瘍性大腸炎」の説明

虚血性大腸炎

便秘や動脈硬化などで腸管の血流が悪くなり、粘膜が傷害されて炎症を起こす病気です。典型的な症状としては、突然下腹部に強い痛みを感じ、その後血便と下痢が現れます。病気の詳しい原因は分かっていませんが、血圧低下や動脈硬化などの血管の要因と、腸内部の圧力が高まるといった腸管の要因が影響して、腸粘膜・腸管壁の血流が低下し、血液が行き渡らない状態をつくることによって引き起こされると考えられています。

重症度により三種類の型に分類され、多くの場合は軽症の一過性型で、腸の一部が狭くなる狭窄型は約10人に1人程度、腸が腐る壊死型がまれですが重症で症状が急速に悪化します。

  • 大腸内視鏡検査でみた虚血性大腸炎の病変部

    大腸内視鏡検査でみた病変部

    (左)うろこ模様(まだらに見える部分) (右)縦走潰瘍(向かって左の白っぽい部分)

内視鏡検査費用

胃カメラの場合

1割負担 3割負担 全額負担
胃カメラのみ 1,270円 3,810円 16,000円
胃カメラ+病理1臓器 3,153円 9,400円 38,000円
胃カメラ+病理2臓器 4,120円 12,370円 52,000円

※検査費用は一応の目安です。

大腸カメラの場合

1割負担 3割負担 全額負担
大腸カメラのみ 1,870円 5,610円 24,000円
大腸カメラ+病理1臓器 3,346円 10,040円 41,000円
大腸カメラ+病理2臓器 4,536円 13,610円 55,000円
大腸カメラ+病理3臓器 5,720円 17,150円 73,000円

※検査費用は一応の目安です。

よくある質問

Q.検査は予約が必要ですか?

A.はい。受診していただき医師とご相談ください。

Q.カプセル内視鏡の検査はできますか?

A.大同みどりクリニックではカプセル内視鏡による検査は行っておりません。カプセル内視鏡を希望される方はだいどうクリニック消化器内科へ紹介させていただくことができます。

だいどうクリニック消化器内科

Q.検査後、車の運転をしても大丈夫でしょうか?

A.鎮静剤を使わずに検査を受けられた場合は可能です。鎮静剤を使用して内視鏡検査を受けた場合、検査後に眠気が残ったり判断力の低下、ふらつくこともありますので、当日は車の運転は絶対に止めてください。

Q.バリウムと胃カメラどちらがよいでしょうか?

A.どちらにも良さはありますが、より的確に病気を見つけるためには、当院では胃カメラによる検診をお勧めしております。

Q.胃カメラは口からと鼻からでは何が違いますか?

A.口からの場合、画像がきれいなため、細かな観察ができ、検査と同時に止血などの処置ができる反面、鼻に比べて吐き気や息苦しさなどの不快感があります。鼻からの場合は、吐き気が少なく楽に検査ができ、会話もできます。ただ、麻酔に時間がかかったり、胃カメラに比べて画像が低い、鼻粘膜が傷ついて鼻血が出る場合があるなどデメリットもあります。

Q.ポリープを取るときに痛みはありますか?

A.胃や大腸の粘膜には知覚神経がないため、ポリープを切除する際の直接的な痛みは全くありません。

Q.ポリープを取った後はすぐに帰宅できますか?

A.鎮静剤や鎮痛剤を使わずに検査をした場合は終了後すぐに帰宅できますが、使用した場合にはリカバリー室で30分から1時間休んでからのご帰宅となります。

Q.鎮静剤はどれぐらいの方が使っていますか?

A.大腸カメラでは受診者のうち半数ほどが使われます。

Q.鎮静剤と鎮痛剤は何が違うのですか?

A.鎮静剤は不安を和らげるための薬で、使用すると眠たくなりウトウトした状態で検査を受けることになります。鎮痛剤は痛みを和らげるための薬で眠くはなりませんが、頭がボーッとすることがあります。

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